福田和也の師匠である江頭淳は、戦後民主主義に対する批判として、
「成熟」に対して無頓着。いつまでも子供の世界にいるという点を挙げていた。偏執的に成熟に拘り続けた江頭淳。
弟子の福田和也もまた、おたく世代の自意識が責任を持つ加害者の視点がない喝破した批評家であった。
この点、三島由紀夫というのは異様な天皇感と、自決の問題があるので、ここには含まれることがない。
あと、奇妙なのは石原慎太郎だろう。彼はよく言えば「無思想」悪く言うと「単細胞」で、奥行きのあるような内面がない。
今風の言葉で言えば「リア充」という事になる。少なくともテキストレベルに於いて、言えるのは、
福田恆存、江頭淳、福田和也、そして小林よしのりによって批評された保守論壇人に当てはまる問題。それは「文春」的なものの精神性である。
https://note.mu/consav455/n/ndd9f4afe93f7