他の都道府県でもそうなのか知らないが、地元の図書館に蔵書がない場合
で、相互利用協定を結んでいる図書館に蔵書がある場合であれば、取り寄せ
が可能だよね。ただ、新刊の場合は、3か月間は、協定を結んでいる場合
でも貸し出さないんだそうだ。理由としては、地元住民への貸し出しを優先
する為らしい。つまり地元民ならば3か月待たなくても貸出可能ということ。
一見もっともらしいが、ちょっと考えてほしい。例えば、ベストセラー本や
リクエスト件数の多い人気のある本ならば、遠くの図書館から取り寄せる
までもなく、恐らく多くの図書館で所蔵している可能性が高い。つまり、
取り寄せが必要になる本というのは、正直それほど人気が高いわけでなく、
必要とする利用者が基本的に限られてるいると考えられないだろうか。
そういう本を、地域優先にする必要があるだろうか。
むしろ、大手書店でも扱いがなかったり、そもそも発行部数が多くない
本であれば、むしろ、積極的に融通しあって必要な人に地域関係なく貸
し出す方が、有効利用といえるのではないのか。
この新刊本取り寄せの場合の3か月待機という協定は、おかしくないか。