>>232
村上春樹自身が「みみずくは〜」の末尾で
「僕の昔やったインタビューを何かの拍子に読んでみると、今とまったく同じこと言ってるんですね」
とも述懐している。

年齢等で変わるところもあれば、根本的にはぶれず変わらないところもある、
というのは人間であれば当たり前のことだろう。
「三つ子の魂百まで」なんて言葉もあるくらいだ。

自著として自ら文章で綴った事柄と、
インタビューという場で問われて口にした事柄では
ぶれず変わらないところもあれども自著で触れていなかったことについて
問われてはじめて言葉にして答えたようなところもあるし
(女性の性的役割について問うてる箇所とか)、
何よりも新作の内容を踏まえて、何をどう考えて書いたのかを
具体的に引き出そうとした部分は「みみずくは〜」にしかあり得ない。

>あのような虚偽作家を持て成し持て成されることが読者にとってどういった意味付けがされるか。
>空疎なもので作家同士のつながりを公表した以上の何があるのか

そんなねじくれて歪んだ読解しかできないオマエの見識をまず疑問視しろよ。
「虚偽作家を持て成し持て成される」だの「空疎なもので作家同士のつながりを公表した」だのは
オマエの私的な感想でしかない。そんなものを議論の前提にするな。