唯継に連れられて行った館で美也が目にしたものは仮面を付け、ボンテージの衣装に身を包んだ男女が
互いの排泄物を貪りあう凄まじい光景だった
激しく拒絶し、泣きじゃくる美也に仮面の上からでもはっきりと分かる長身痩躯の美青年が歩み寄り
美也を抱きしめ聞き覚えのある声でこう囁いた

「黄金、嫌(や)かい?」