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三浦瑠麗氏の『スリーパーセル』問題を考える(「疑似科学」と「悪魔の証明」)
https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12354565459.html

ひろゆき 三浦瑠麗のワイドナショー問題発言に盛大にガッカリするwww
https://www.youtube.com/watch?v=t93Pyfzg2CA

この中で、元2ch創設者のひろゆき氏は、「外国のスパイが日本にいること」を前提とした上で、
政府中枢の限られた人間ではない者が、そうした『機密情報』をどうして知りえるのかということについて、
疑問を呈していました。そんなものは、当事者か、スパイを捕まえて拷問をかけた治安組織しかわからない
極めてクローズドな内容であるにも関わらず、一東大講師に過ぎない三浦氏がどれだけ真相に迫れるのか、謎は深まるばかりです。
ここで重要になっていることは、そうした「政府関係者」しか反証できないことを、公共の電波を使って、
なおかつ影響力のある芸能人も交えて、さも事実であるかのように吹聴する様は、もはや扇動主義者の類にしか映らないことです。

さらに「キーワード」となるのが反証主義です。
たとえば、「すべてのカラスは黒い」という仮説があれば、科学者の仕事は「黒くないカラス」という
反例を経験的に発見するか、この仮説に関する他の理論との論理的な不整合性を発見して、
その仮説を「反証」あるいは「反駁」(はんばく)することにあります。
いわば「例外」を見つけて反論することです。
詳しくは、1959年カール・ポパーという学者が『科学的発見の論理』で述べられますが、そもそも
「世界中のカラスを調べる」ことなんて、事実上不可能ですから、反証不可能な命題、
つまりこれは『悪魔の証明』と言われています。

総じた結論として、ある理論や言説を証明したければ、リアルな社会的実像を背景にした
科学的見地によってテスト可能な「反証できる」ものでなくてはいけません。
そうでなければ、単なる「疑似科学」か切って捨てるべき「デマ」に過ぎません。
三浦氏が「学者」ならば特にそうです。
それを生業として、納税者からの給料で飯を食っているわけですから、当然といえばそうでしょう。