>>502
そんなことくらい分かってるよ。
当時のバンドで好きなのもいくつもある。
反体制の象徴だったロックが徐々に体制側に立ち位置を変えてゆき
その反動でパンクが誕生した経緯など唐沢がまったく知らず
(遠藤ミチロウはウッドストックの映画を観て絶望し髪を切ったそうだ)
「音楽シーンなど」も「この時代に頂点を極め、あとは下降してるだけ」
などと書いているのを揶揄しただけ。
たしかに「停滞期」と言うと語弊があるかもしれないが、
ロックを知っている人なら過程を長々と書かなくても
言おうとすることは通じると思ったんだが。

正確に書こうとすると、どんなジャンルの音楽も現代も続いているとは言え、
同時代性を持った生きた音楽としては終わりを迎える時が来る。
だがロックは色んなものを取り込み、70年代に突入しても終わらなかった。
爛熟期に達したに見えたロックがやれることはやり尽くし飽和状態に陥ったのが
まさに70年代半ば(そこでパンクの登場となる)。
ある時代をその象徴する文化、政治経済に則ってある括りを設け語ることは可能だし
意義もあるが、唐沢の場合は昭和の作品を語るのになんでも高度成長期云々を
持ち出してきたり……などと長文になっても意を満たせない。