自衛隊大阪地方協力本部

こんにちは!まもる@大阪地方協力本部です。

12月7日(木)、大阪府立大手前高校にて防衛大学校教授による出張講義を行いました。講師は防衛大学校人間文化学科心理学研究室の濱村良久教授です。
講義のテーマは「人を説得し動かすにはどうしたらよいか?」。
心理学というと難しいイメージがありますが、濱村教授は「自分が関与した物事のために動かざるを得なくなる」「厳しく禁止されるとしたくなる」「恩を受けると恩返しをしたくなる」など、普段の何気ない“行動の動機”を用いて分かりやすく説明してくださいました。

社会に出ると、私たちは他人を説得して誤りを正したり、動かしたりしなければならないことがあります。しかし人前で相手から論破されるのはあまり嬉しいことではありません。
人を無理やり動かすのではなく、「人はどういう時に自分から動きたくなるか」を濱村教授の解説を通して、「良い説得とは何か」を参加してくれた大手前高校の生徒の皆さんは考えて頂けたかと思います。

また、自衛隊では臨床心理士が技官として所属しており、隊員の心身の健康を守っています。
自衛隊では人の心理を学び、活用することで皆が気持ちよく働ける環境を作る努力をしていること、そしてそのための人材を求めていることも知って頂けたら嬉しく思います。