私は批評家という存在をあまり信じないが、たとえば、ほぼ同世代の福田和也、東浩紀、小谷野敦の三人を並べて、
今や小谷野のみが信頼に足る存在であることは、世俗的な帰趨を見ても明らかだが、
ある件で小谷野とやりとりして、改めて小谷野と同世代であることの幸運を感じた。