6月のナカタニズ・テーブル東京は、2ヶ月延期になっていたパークハイアット東京の和食レストラン「梢」でした。

塾生で、「梢」のスタッフでもある由香里さんが、
ふだん見たことがないくらいのビッグスマイルで、サービスしてくれました。
レストランで観るべきものはなにか。
「料理を見て、感激していた時代が、懐かしい」
と、キャプテン真ちゃんが半笑いしていました。
待ち合わせの所から、ナカタニズ・テーブルは始まっています。
待ち合わせの時に、気をつけることはなにか。
スタッフが、どう動いているか。
他のお客様は、どう動いているか。
塾生は、矢継ぎ早に、質問されます。
天丼の天ぷらは、どの具から食べるのがマナーとして正しいか。
授業で教わった、お箸の帯の解き方を、早速実践していました。
吉田展大料理長にお願いして、スペシャルな一皿を追加していただきました。
僕のこの日のテーマは、「器を味わう」でした。
輪島塗の合鹿椀を、味わってほしかったのです。
美術館に行くと、展示ケースの中で鑑賞している漆の器で、
実際、天丼を食べてみる。
器は、使ってみないとわからない良さがあるのです。
漆は特に、使えば使うほど、艶が出ます。
厚塗りの輪島塗は、浮かび上がってくる下地にも、風合いがあります。
お盆も、コーヒーのミルクピッチャーも、漆です。
デザートのお皿は、コシノジュンコさんデザインのお皿でした。
漆は、手入れが勝負です。
「早速帰って、家の漆の器の手入れをします」
と、20歳で参加している朋子ちゃんが笑っていました。

P.S.
「鎌倉、行きたい」と土門さんの一言で、次回が決まりました。
来月、8月2日(日)のナカタニズ・テーブル東京は、避暑スペシャル企画「鎌倉三大洋館の邸宅フレンチレストラン・古我邸」です。
また、何が起こるか楽しみです。