歩みを止めるな! 952日リヤカー奮闘記

リヤカー旅人といえば永瀬忠志(1956年生)で1980年代に世界をめぐった人。
アフリカ縦断旅行ではナイジェリアでちょっと目を離した隙に
リヤカーごと盗まれて旅が中断したエピソードだけ覚えてるw

2代目?は1981年生まれの男性で、すでに他の大陸は走破してて、
最後に残った南北米縦断の旅行記。

読んでみると、ありきたりで期待ほど面白くはなかったw
本人にとっては貴重な体験となるが、それを他人に伝えて面白いかは
別の要素が要るのだった。著者自身の人間力というか観察力・感じる力が
まだまだだなとw
この本の「メインイベント」といえば、
あのダリエンギャップはさすがに船移動、そこでのパスポートトラブルと
下痢で3日以上ダウンした話くらいであとはほぼ「順調」な旅。
このトラブル描写になると著者の筆力は多少面白くなるのに
ほかの部分はなんか「まじめ」でつまらないんだよな。

でも、ちょこちょこ面白い情報はあるので無駄とはいわないが。
まあ効率が悪い本。写真が圧倒的に少ない新書で出すより
インスタとかで写真バンバン乗っけて読ませるメディア向きでは。