原作の大東亜共和国は一応第二次世界大戦で勝利した日本がモチーフと言われているけれど、実際日本が勝っていたとして大東亜みたいになっていたかは微妙。確かにバトロワが世に出た時期は今ほどインターネット利用者も多くなく情報の入手・交換が難しかったから、学校の授業等で教えられる戦前日本の負の側面ばかりを前面に押し出した情報が主となっていた時代なら、戦前日本をベースに大東亜の世界観が作られるのも無理はない。

だが、2024年現在の国際社会に目を向けると、ぶっちゃけ大東亜共和国の体制に一番近いのは中国。インターネットの制限、言論統制、他国を自国の一部の如く主張する姿勢など、非常によく似ている。もちろんバトロワが書かれた時期の中国はまだそこまでの経済大国になっていなかったから、高見さんが中国を大東亜の参考にしたというのはありえないが。

ちなみに山本太郎はピースボートと深い繋がりがあり、実際に能登半島地震の被災地でコンタクトをとっている。で、ピースボートといえば北朝鮮と繋がっており、北朝鮮といえば中国がバックにいるのはご存知の通り。