本日(14日)のLullymiura Threadsから  

TSUBAKIのCMが懐かしまれたり、貶されたりと忙しい。あの頃(2000年代)がよかったと思う人は当時若くて未来に期待をよせ輝いていたということだし、自分の当時といまの境遇を重ねているにすぎない。
アラフォーからアラフィフの人たちは、この20年で大きくキャリアが変わり、子どもを産んだり産まなかったり、結婚したり別れたり。若い美しさと華やかさが落ち着いて、別のファッションとスタイリッシュさを求めるようになったり。これは全て本人の人生の生きやすさ、生きにくさのはなし。

でも、時代性というのは別にある。当時、アジアの台頭ということが好感をもって言われており、成長した中国はまだまだあたたかい眼差しで見られていて、そして美容業界はみんなわたしたちの顔立ちとはかけ離れた白人モデルばかりだった。

そこに、日本の美、つまりアジアンビューティの概念を導入したのがこのCM。起用した女優は、まずはインパクト重視で黒髪イメージの強い整った美の人々を。それを何人も同時に登場させることで、その人の美しさにとどまらない総合的なアジアンビューティを演出した。
注目されたのちは、高級志向で背伸びをしたい若い子にアピールするため蒼井優さんなどを起用、そして年齢層も広げて定着させていった。えびちゃんもゴージャスだが、ボブヘアの水原希子さんの海外ロケでのグローバルな強い女性イメージも忘れ難い。