ラリ期が過ぎればというか、好きなフリしてるんだと思ってたよ。
「事情があって向こうとは別れられない。でも近いうち必ず別れる」って言葉信じてさ。
向こうと終わればこっちに戻って来るもんだと。
だから別れるために協力したよ。めいっぱい。
穏便に別れるために作戦立てて、彼女へのLINEの返信文一緒に考えたり、彼女の素行を調査したりさ。
二人がドライブする様子をGPSの画面見ながら夜を越すのはきつかったなぁ。
「ぎゅぅする?」「ちゅっ!」「んーっ!」みたいなLINEのやり取りしてたりさ。
しかもこれ、私との時も同じようなことやってたな…とかさ。地味にこたえたなぁ。
「別れ話をしてくる」って言ってホテル行ってたりさ。
身も心もボロボロだし、仕事も何もかもそっちのけで、それでも信じてたのに。
いざ別れることになったら
「やっぱり彼女への未練が出てきた…」
ってまさかね、そんな言葉出てくるなんてさ。
当然キレる私に怯えてますます彼女の方へ行くんだもんな。
「もうあなたのことは諦めるから、せめて私の感情が切り替えれるまで、せめてあと3日は彼女に会わないで」
って言ったその翌日に彼女とホテル行ってるからね。

もう思い出も信頼も全部裏切られたよ。
もっと早くに見切りをつけるべきだったんだよ。
けれどこれまで信じて尽くした執着から、憎しみで離れられなくなってしまってた。
こんなの納得いかない、せめて復讐してやる、と最後に爆弾投下してやって少しだけスッキリ。
執着ってほんと怖い。
自分を見失う。