色で例えると女は初め白色だ。
成長するにつれ男を知り経験を重ねるごとに見事な独自色を発揮していく。
ただし、違う色に染まった場合、二度と元の白色には戻らねぇ。
ほんの少し、僅かな他の色が混じることで取り返しがつかねぇことにもなる。
白にとって一番達の悪いのは黒だ。
白と黒の中間色グレーを作るにも僅かな量しか許されねぇ。
白が白で輝きを放つには同じ白しかあり得ねぇ。
それほど白は貴重だ。
それが私が白を愛して止まない理由だ。