199 番様
 残念ながら、音声認識ソフトはあまり過大な期待は禁物です。でも、使い方を限定したら使えるとは思いますけどね。
 では、どんな使い方ならいいのか?
 たとえば、こんなケースを想定してください。
 あなたが、作家さんだとします。
 いろんなアイディアや、台詞を次々と思いつくのですが、それをいちいち書いているのが大変です。
 そこで、思いついたとき、どんどん音声認識で入力しておき、あとで、文字化した原稿を見て、じっくり校正していくのです。
こんなスタイルで文章を書くのなら、けっこう音声認識は使えると思います。
 ただ、音声認識で完璧なものを目指そうとするといらいらするでしょう。
 また、誤認識があった場合、入力した本人以外は、正しい単語がなんだったのか、理解は困難だと思われます。
 ましてや、仕事で使う場合、間違いがあったら大変だし、使えるかなあ?

 なお、ドラゴンか、アミボイスかの選択ならドラゴンを勧めます。
 アミボイスを勧める発言をよく見ますが、あれ、関係者の宣伝じゃないかと私は疑っています。
もっとも、公正のために書いておきますが、私はアミボイスの勧めるマイクを使用していません。ですから、マイクを変更したら、大幅に改善するのかもしれません。でもねえ。うちのアミボイス、わざわざマイクを変更して試したいと思うレベルではありませんでした。
 ドラゴンは指定された文章を読んで、訓練したら、そこそこの文章になりますもんね。
 ただし、ドラゴンは、登録した人以外の声はほとんど認識できません。ですので、テレビ音声なぞは無理みたいよ。
ただし、わずかな数の実験結果から言ってるだけですから、もっと実験を繰り返せば、ニュースくらいは、うまくいくかもしれませんが……。
 私自身、DVDやテレビでうまくいってほしいんですけどね。
 なぜなら、ドイツ語のDVDの文字化をいま考えてまして、ドイツ語版ドラゴンの購入を検討しているからです。
 ともかく、音声認識の技術は、まだ、完成にはほど遠いといのが実情ではないでしょうか?