自分は年齢(59歳)からして完全に一太郎派なんだが
そこに行き着くまでにPCの黎明期からのある摂理みたいなもんがある。
win初期にPCをいじくったのが我らの世代なんだが、当時PCは計算機の発展系。
その前に日本を席巻したのがPCよりデカイ図体のワープロだった。
勿論グリーンディスプレイ。
そこで憶えたのが文豪とか一太郎、書院だったわけでPCとワープロは別物だった。
ノートPCの発売当時NECのワープロとノートPCは同じ形でほぼ同じ値段だった。

その後はノートにexcelが内蔵されて表計算やグラフがどんどん作れると言うことで
「ほう、これがパソコンの利点なんだな」と思ったもんだ。
それでもオフィスには片隅に必ずワープロコーナーがあって文豪や一太郎専用機でカチャカチャやる社員が
並んでいた時代。
で、ご存じのように後発のwordがexcelと共にoffice標準装備された頃はもうexcelを表計算で使いこなし
一太郎や文豪などをワーププロとして使う人が多かったわけで、ここでまた操作を1から憶えてwordに「渡ろう」
という人は少なかった。
将来的にwordが標準になるとオフィスで唱える人は少なかったからでもある。

そういう輩はexcelを仕方なくワープロ使いしながら誤魔化していた。
俺の後輩は「wordは大きな白紙に無造作に文章だけ打ち込んで後からレイアウトするというイメージで使えば便利ですよ」
と教えて何とか(数年前に自分が一押しにしたくせに)一太郎からwordに乗り換えるよう進言してくれていたが
自分は使い慣れた一太郎から渡ることはしなかった。その代わりexcelでVBAを使ったりしてexcel道からもはずれることも
しなかった。

今、20代の人が「(おっさん?)excel使えますか?」なんて言いながら枠内に5段くらいぎっしり文字を打ち込んで
印刷したら頭の1文字がはみ出して印刷されず「????」なんて事になってるのを
実は心の中で「にんまり」しながら見ているが、実はそういうわけでexcelはワープロではないと当たり前に思っている。
長文すまん。