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【夢の内容】うわっ!すっごい変な夢を見た!

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0001名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2010/09/21(火) 08:15:52
変な夢を見て、夜中の3時に起きてしまったので、夢の内容を書き出してみた。
そしたら、なんか小説っぽくなったので、ここに書いてみます。

俺初心者ですが、自作小説を書き込む板はここでいいんですよね?
もし問題があったら言って下さい。


では、>>2から。
00021 ◆Yb.nB7LOSY
垢版 |
2010/09/21(火) 08:16:39
薄暗い、広い部屋。
工場の作業場のような。
コンクリート張りで、窓はほとんど無く、二、三の窓があったとしても、とても光を取り込めるような広さではない。
高い天井ではあるが、何箇所か蛍光灯が付いているようなので、一応の作業はできる程度の明るさではある。

どうやら俺は、これからここで行われる作曲コンクールに参加しているらしい。

辺りには、他の参加者らしき十数名と、このコンクールのスタッフなのか、それとも単にこの工場で作業をしている労働者なのか、はっきりと区別が付かないような身なりの、俺よりも年上と思われる男女数名が屯している。

通常において、作曲コンクールと言えば、家に篭って作品をコツコツと書いて、出来上がった楽譜を郵送し、あとは審査を待つばかり、そういうものが大半であるが、この作曲コンクールは違うらしい。
参加者がこの会場に集まり、一定の時間を与えられ、その間で作品を仕上げる。
そういう方式のようだ。
なんだか作曲コンクールというよりも、音楽大学の受験みたいだな。
まあ、いいっか。気にしないでおこう。
どうやら、参加者らしき人たちが、この広い部屋の中の隅っこのほうに、それとなく集まってきている。
俺も彼らの流れに従って、移動しよう。
0003名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2010/09/21(火) 08:22:18
がて、試験官らしき二人の人間がやってくる。
「これから作曲コンクールを始めます。今から渡す『素材』を自由に使って、オーケストラ曲を書いてください。素材は実施時間中に、少しずつ順番に渡していきます。では、はじめ」
なるほど、ここで書くのか。音を確認するためのピアノが無いのは厳しいが、まあ何とかなるだろう。頭の中で音を想像して五線紙に書いていけば、まあそれなりのものはできるだろう。

早速、『素材』が渡される。
何だか、コンピューターの基盤のようなものや、小さな電子部品、ネジかなにかのような小さな丸い物体、そのようなものがいくつか全員に渡される。
俺には、これらの部品がどのようなものであるかは全くわからないし、どう使えばいいのかもわからなかったが、人によってはこれらを使って何かを作る人もいるのだろう。
まあ俺は、五線紙が渡されれば曲を書きはじめることができるので、渡されるまで待つことにした。
ところが、である。いくら待っても、渡されてくるのは、電子部品のような、わけのわからない、使い道も知らない物体ばかりで、五線紙が渡されない。これでは曲の内容以前に、曲を書き始めることができないではないか。
他の連中はどうしてる?俺は周りを見渡してみた。

ある者は、実に手際よく、基盤に部品をとりつけたり、部品同士を組みあわせたりして淡々と作業を進めている。また他の者は、ゆっくりと部品を組み合わせたと思ったら、すぐにはずしてまた別の場所に取り付けてみたり、そうかと思えば頭を抱えて悩んでいる。
きっとこの人は悩みながら曲を作るタイプなのだろう。
さらにまた別の人は、いったん『素材』から離れて、空気を入れて海に浮かべるエアマットのようなものにうつ伏せに寝そべり、マットごとぴょんぴょんと跳ねている。
なんだあれは。指揮マネでもしているのだろうか。指揮棒を使わず、エアマットを使って指揮する、今だかつて無い前衛的なオーケストラ曲。そんなものを作曲しようとしているのだろうか。
しかしもしかしたらそれほど前衛的な手法ではないのかもしれない。というのは、エアマットでぴょんぴょん跳ねているのは一人ではなく、数人いたからだ。
今の作曲界では、エアマットで指揮する曲というのは珍しいものではなくなってきているのだろう。しかし俺は今まで、見たことも聴いたこともない。
0004名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2010/09/21(火) 08:24:36
皆、各々のやりかたで、「作曲」を進めている。
どうしたらいいか判らず、ただ呆然として、五線紙が渡されるのを待っているのは、どうやら俺だけのようだ。

いてもたっても居られず、俺は、いつになったら五線紙が渡されるのか、質問しなければいけないと思い、立ち上がった。
コンクールが行われているこの一区画と違い、この広い部屋の大部分には作業台のような机が置いてあって、その机の上には様々な機器があり、
その机に座って作業している人、立って忙しなく動く回っている人、立ちながら二人で打ち合わせのような話をしている人、様々な人が働いているようだ。
彼らがこのコンクールの関係者なのかどうかはよく分からないが、この中のだれに対してでもいい、俺は質問する権利がある、そう思ったので、立っている一人の男に話しかけた。
「あの、質問があるのですが、作曲するためには五線紙が必要です。いつになったら五線紙をいただけるのでしょうか?」
「え、何だって!?五線紙!?まさか!あ、いや・・・」
男は、信じられない、といった顔つきで、言葉を濁した。
「君は作曲の初心者か。まあしかたがない。何も知らないのに恥を恐れず、このコンクールに参加したことは、ある意味では君のためにはとても良かったのかもしれないね。わかった。教えてあげよう。そもそも現代において、作曲というのは・・・」
「おーい、ちょっと来てくれ」部屋の奥のほうから呼ぶ声。
「わかった、すぐ行く。あ、ごめん、やらねばならない仕事があるようだ。申し訳ないが、ちょっくら行ってくるよ。」
「はあ、わかりました。」俺は結局、話を聞けないままその男と別れなければならなかった。

俺、たしかに作曲に関してはまだまだ未熟者ですけど、いくらなんでも初心者と呼ばれるほど無知なつもりはないんですけどねえ・・・。

まあいいさ。他の人に聞けばいい。
俺は、部屋の端のほうで、壁一面にあるスイッチのようなものを操作している男に声をかけてみた。
「すみません、お聞きしたいことがあるのですが」
「あ、うーん」
「あの、作曲コンクールについてなんですが、いつになったら五線紙を頂けるのでしょうか」
「あ、そうだね、うーん」
「あの、作業しているままでいいですから、少しは俺の話を聞いてください」
「ああ、わかった、それで、話というのは」
0005名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2010/09/21(火) 08:26:15
「ですから、作曲するには五線紙が必要です。作曲コンクールに参加しているのだから、五線紙がないと始まりません。どうしたら五線紙を頂けるのですか」
「うん、わかった」
「何がわかったというのですか」
「うん、出直してきなさい」
「わかりました。もういいです。忙しいなら他の人にあたってみます。」
「うん、そうして」

どうも相手が悪かったようだ。
もうすこし、暇そうな人を探さなければならない。
だけど俺には、いったいこの中のだれが忙しくて、誰が比較的暇なのか、見当も付かなかったので、とりあえず作業台のあたりをうろうろして、一人一人のやっている仕事を見て回ろうと思った。
そうして俺は、ヘッドホンを付けてミキサーのような機械を弄っている女の横に立ち、仕事内容をしばらく観察していた。
この部屋で仕事している人の中では若い方かな。俺と同じか、俺よりも少し年下か。顔は縦長で、ちょっと痩せすぎな感じだけれど、まあそれなりにかわいいかな。
しばらくその仕事振りを見ていると、彼女のほうから声をかけてきた。
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