同じ世代を生き、同じ環境の中で、馬鹿と天才を軸にして人はくるくる回ってるだけに過ぎないのか。

この世の苦痛のすべてが時間のまわりに砂塵を吹き散らす。

とらえどころのない不透明な闇と光が触手をのばしてくる。

朝はまだかと待つあまり、眠りを鎖でつないでおけず、
嗚咽のような夜が人をかたくしばりつける