>>126
以前、野坂昭如が語っていたんだが、自分の娘が小学生の頃に国語の授業の題材で
自分の書いた小説「火垂るの墓」が使われていたそうだ。
宿題で「このとき作者は何を考えていたのか?」という設問があり、彼の娘は素直に
作者である自分の父親に「このとき何を考えていたの?」と質問したそうだ。
野坂は「締め切りに追われて、その事以外何も考えられなかった」と答えたそうだ。

「火垂るの墓」のどのシーンの事かは判らないが、きっとそのシーンを読めば誰でも
『ああ、この場面では作者は締切りについて考えていたんだな』と判るのでしょうね。