>>23
故郷だが、むしろ現行の新人賞のシステムは
作品主体じゃない要素を持ち込んでいるのが問題だと思う
美貌だと若さだの社会的な地位とか、特殊な経験とか
作品ではなく作品を生み出した人に眼が向いている傾向がある
つまり、作品の持つ力ではなく、人の要素(話題性など)で
売ろうとする流れがあり、マーケティング戦略に頼っている側面も否定できない
むしろ、純粋に作品の持つ、大衆の心を惹きつける力を重視して欲しいし
作家を志す者が、数作品を書き上げて突然に書けなくなるとしたら
それはその時点で作家を辞めるべきだ
作品が残ればいいわけで、作品を生み出せない作家(抜け殻)を残す意味がない
作家志望者の覚悟も、以前よりも安易だと思う
漫画と同じく実力の世界のはずが、むしろ文学界では作品を書けない作家が
大手を振って闊歩している現状もあるのではないのか
作品が書けなくなったら、自ら作家の看板を下ろすくらいの潔さと
文学に向かう矜持とがあるべきだと、わたしは信じている