流れを切る話題かもしれないので、あらかじめ断わっておきます。

描写力も構成力も優れてるけど作家になれない人は、
感性やアイデアに目新しさがない上に、話題性がないのだと思います。
新人賞の受賞には大きくふたつパターンがある気がして、
ひとつは何があたるか分からない中、とりあえず数打ちゃあたるで
ラインナップ増やしたいから、目新しさを感じるものを選ぶ。
または、構成力や描写力に見るものがあり、かつその作家の属性に
世間の目を引くなり、作品への権威付けができるものがあれば、それを選ぶ。
属性とはたとえば、高学歴、社会の底辺を舐めたことがある、女子高生など。

理由は、売りたいから。
世間の耳目も惹かず、なおかつビッグネームとかぶるようなテーマ・切り口でしか
書けないなら、誰も買わないでしょう。
本という買い物は、消費者にとって金もそうだけど時間も消費するものですよね。
「気になる」「新しい感じがする」または、「好きな作家が書いてる」
このいずれかに当てはまらない本、買わないと思います。