>>10
新人賞に応募するのに文法の個性で勝負するのは、
意図してそうしているのか、あるいは正しい文法を使えないのか
選考側には分からないという点で、リスクが高すぎる。
ぐしゃぐしゃと長い修飾が何重にも連なるようなのも、
分かりやすくすっきり書くスキルがないと受け取られる可能性がある。

去年の文藝賞なんかは句読点抜きの奇抜さが目立つけど、
灰が降ってきたことで人間の同一性保持が困難になり
主人公の意識が複数のパラレルワールドをまたいで錯綜する
という状況設定と、その中での恐怖を理屈でなく感覚的に描けたことにこそ本当の個性があった。
(ちなみに、その受賞者は文藝賞スレで精子というあだ名がつけられている・笑)

とにかく新人賞に通って、その後しばらく実績積んで、
そのあと文体に関する挑戦をするのがいいんじゃないかな?
お互い、そんな高みに辿りつけるといいな……遥かに遠いけどな