小学生の頃から空想はしていたが、その表現方法を模索して色々試していた頃に少し書いていた。
高校時代には友人のリレー小説に巻き込まれて、やはり少し書いていた。
時がたち、社会人になって一つ二つ小さいプロジェクトをこなし、さてそろそろ一人前にメイン担当はれるかなって時に発病して、人生諸々挫折した。
病床で本を読むのに飽いた自分は、また少し書いている。

挫折は乗り越えたが、絶望は心の底に大きな穴を空けていて、感情の波で多い隠さないと、僕の身体ごと吸い込まれてしまいそうになる。
感情を揺すり、流し、ここに繋ぎ止めるのに、人で24時間は無理だ。
本とともに生き、空想に生き、そこから産み出た子を野に放つ。
まだ生きているという小さな証に。