昭和のおっさんです(^_^)v
平成ラノベの開祖といわれる谷川流「涼宮ハルヒの憂鬱」を読んでみたら冒頭からキョンくんの独白がとりとめもない洪水のように語られていて驚いた思い出があるわ。
アニメからくるイメージとは違って、否、アニメのイメージはそのままなんだけどそれを上回る語彙の豊富さ、比喩の面白さに引きつけられて、一気に読み終わった。
ああ、これがラノベなのかと、他の小説と違うといえば言えるかもしれん。けれど、これがちゃんと小説なんだよね。
ラノベに対する偏見に怒る人たちの気持ちはわかるよ。知りもしないで知ったかぶりする、それも「おれは、おまえらみたいな低俗なものは読まない高尚な人間なのだ」といわんばかりの上から目線には腹も立つだろう。
結局のところある程度以上の人気作家、例えばこのスレでも名前が出ている西尾維新や竹宮ゆゆこを読んだ人と読んでいない人とでラノベに対する感じ方が違うのだろう。
小説は高尚なものだと信じて疑わないひとは、いやいや小説は娯楽ですよと千回解いても理解しようとする努力をしないのだから仕方ないのですよ。諦めようぜ。