作品を掘り下げていくと、
深層にはすごく大事ではあるが抽象的な観念がありますよね
たとえば「真実性」のような。
あるいはシナリオ理論で語られているようなあらゆる物語が共有する形態も、
深層にあると思います
ですが、こういった深層にあるものは、
どんな作品においても課題として持っているものなので、
ここから作品の個性を引き出すのは無理があるんじゃないか?と思いました
たとえば作品にとって真実性が重要だからといって、
「真実とは何か」という問いから作品を作ろうとしても、方向性が見えないし、
モチベーションも湧いてこない。
作品を作るに当たって重要なのは、深層より上方の、いわば中層ではないでしょうか?
作品の個性を形づくる、種になるのは。
そうですね?