社会学系の理論なのだが、簡単に言うとだな
細胞があるだろ。それは自然発生的に細胞分裂を繰り返して再帰的に自己を再生していく。
社会システム論的に言えば、自分が手を加えなくても自己再帰的に社会は回ってる言うことやな。

例えば国道にたぬきの死骸が横たわってるとして、その死骸を誰かが何とかしなくてはならない。しかし誰がする、という風に、社会のなかで誰がやるか?
それはたぬきの死骸の処理はもちろん役所の仕事なのだが、例えそういうシステムが無くても、結局サイクルの中で自己再帰的に誰かが道路から引きずり下ろす。

自分が何とかしないと、ではくて自己再帰性とは社会システムのなかで邪魔なものは自然に淘汰され、便利なものは生み出される。
自己再帰性とオートマチズムとは似ている。勝手に世の中は動く。自動的に世の中には回る。