>傾向見ると、ファンタジー要素は無理なのかな

ライトノベルのように従来の作品よりちょっとひねった設定の作品でも読者が居ればいいけど、
大人向けのファンタジーとなると、設定の斬新さや物語の背景をじっくりと描かなくてはならない。
日本人の実生活とかけ離れたハイファンタジーになると余計にその傾向が出てくるね。

作者ではなく作品を商品として販売する側は、今まで腐るほどあるファンタジーの中から、売りたい商品のアピールポイントを挙げて、どうですか、面白そうでしょ、買ってくださいと薦めなければならないけど、その説明をして読者に納得してもらうのが難しい。
一方、現代劇や時代劇なら、日本人に物語の背景のイメージもわくから物語そのものの面白さをアピールしやすい。
つまり、出版社の営業にとって、ファンタジーより現代劇や時代劇のほうが売りやすくて、(読者ではなく)営業に好まれる。

そういう出版社の営業の事情もありそうだなと勝手な推測です。
マジな話、苦労して市場開拓する営業マンより、
二番煎じでいいから簡単に売れるものをよこせといえ営業マンが大半といっていいです。
とくに新規市場開拓が面倒なんてヤツが営業の課長や部長に居ると最悪。
メーカーの開発担当者の立場で愚痴ってみました。

だから、ワナビがファンタジー路線で応募するなら、
浅田次郎さんの「鉄道員 ぽっぽや」みたいなファンタジー色のある現代ものか、
畠中恵さんの「しゃばけ」みたいな時代劇とミックスしたファンタジーが、
怠け者の営業でも売りやすくていいんじゃないでしょうか