おれは下読みじゃないが、彼らの気持ちを少しだけ「忖度」してみた。
おそらく彼らは、使い回しでも、充分に改善して送られて来たものは、それなりに
作品本位で評価していると思う。
しかし、冒頭から「あ、これは一度読んだ作品だな」と気付いた作品の場合、
「少しは改良してあるんだろうな」と期待して読み進めるはず。なのに、結末まで
読んでもまったく改良されていなかった、あるいは改良されていても、ほとんど
進歩がなかったような作品の場合は、「あー、長いのを読まされて損した、疲れた」
と思うのではないだろうか? その結果、使い回し否定論が飛び出すんだと思う。
結論を要約すると、彼らの主張は、
「一度落ちた作品を応募するのが悪いとは言わない。しかし、落選したからにはそれなりの
理由があるはず。だったら、徹底的にプロットを見直して改良したものを送って来いよ」
ってことだと思う。
ちょっと下読みの肩を持ちすぎか?