>>ポッポ
日本人にとって「小説」とは何か、という認識から考えないといけないかも知れない。
「小説」という言葉そのものが西洋からの「輸入品」と考えると、純文学、大衆文学、またはそれこそ「文体」という概念も日本人がつくりあげた、歴史の浅い、議論の余地がある考えかと私は思う。
ネイティブではないからなんとも言えないが、例えば、一人称においても、僕、私、わたし、俺、おいら、私、自分、など、
その選択だけでも人物像が想像できてしまう、日本語とまこと稀有な言語かとおもう。
そのなかで生まれた「文体」という概念は、文学を考える上で避けて通れない重要な議論なのかもしれない。
そこをポッポが語らずしてどうするのか、という思いは、ある。