なになに、神がいないだと? いるだろ、ここに、慈悲深い神が。
では、貴様らのくだらないプロット論争にこの文芸神様が答えを出してやろう。

いいか、プロットはつくるな。理由は三つ。
・プロットを完成させると、本文を書くのが途中で面倒になる
・プロットに縛られ、そのうちただの作業になる
・駄作と感じてもプロット通りに書けただけで仕事した気になる(勘違いする)

わかったか? だからプロットはつくるな。
しかしプロットは必要だ。いや、重要だ。

ようは、
・やる気になる
・予定調和で終わらせない
・常に面白くを追求する姿勢

になるプロットならいい。つまり源泉プロットだ。
発想やイメージの源泉となるメモ程度のものがいいんだよ。

漫画におけるネームとかいっとったバカがいたが、プロの漫画家もネームのまえに、ちょこちょこっと文字で書いとくもんだ。何ページから何ページまではこう、みたいなものを。

作家にはネームは必要ないが、なかには最初にセリフだけ書いてしまう奴もいる。
ま、それはいいとして、章ごとに、簡単に何を書くか、メモ程度に書いておくといいだろう。
それをプロットとしろ。間違っても細かく書いてしまうな。

そして大事なことは、そのプロットを見ると、創作意欲に火がつき、早く原稿を書きたいと思うこと、そう思わせるもの、が理想的なプロットだ。

どうだ、為になったろ? ここだけの話として口外するなよ。