>>61
実は、阿刀田高の講演会で、彼がそう言っていた。
「砂の器はすばらしいですね」という人の大半は映画を見ただけで言っている。
刑事が靴底をすり減らして全国を駆け回り、核心に迫りかけたら、やはり違っていた、
みたいな感じでまた振り出しに戻る、というのが繰り返され、いささか辟易する。と。
講演の後、原作を読み返してみたら、その通りだと思った。
また、古代史とは関係ないんだが、オカルトというか、電波を使った殺人方法なんてのも
警察が検討するとか、ちょっと現実的には考えられない部分もある。