>>617
ゆえに決して逃れられない、圧倒的な一つの事実。それは女はー1、つまりすべからく欠損をはらんでいるということ。そしてその欠損を、なんとか補おうと、身体の各部がそれぞれ、分け与えようと無駄な努力をするために、一般的に女は男より小さく、バストとヒップが大きくなりがちなのである。しかしその欠損は重要だ。なぜなら欠損があるがゆえに、そのー1として存在するスペースにのみ、新たな命が芽生える可能性があるのだから。男はそこに+1、つまり余剰を挿し込み、余剰の絶え間なく産み出す余剰の子を注ぎ込む。すると欠損は余剰を、受け入れるときは余剰をはらんだ命を形成し、一方で受け入れたくないときは、独りよがりに自分に似た、欠損をはらんだ命を形成するのである。これがかの「産み分け」の真実だ。これは一部の界隈では「欠損ゴレライ、えっえっなんて?」というふうに高度な芸にもされているという。