創作物、フィクションであってもあまりに現実離れした作品は「こんなことあるもんか」と冷める。
しかし、あまりに現実的にするとそれはそれでつまらない。

例えば推理小説、ミステリー、サスペンスなどで必ずと言っていいほど出てくる警察。
しかし、「現実の警察はこういうことはしない」ということは多々ある。

これはドラマなどだともっと顕著。
踊る大捜査戦レインボーブリッジを封鎖せよ、ではレインボーブリッジを封鎖できないという最も重要なシーンは
実際には簡単に封鎖できるというのが現実。この脚本家自身がテレビでそう暴露してた。
フィクションだからあまり堅いことは言いたくない。それでもこの映画の要となるシーンがそれほど現実と異なっていては冷める。
他にも昔の刑事ドラマみたいに銃をバンバン撃ったりとかあったら、公募文学賞では下読み段階で相手にされないだろう。

しかし、話を盛り上げる為には銃撃シーンなども必要だったりするし、
他にも現実的ではないけれどフィクションなんだから話を盛り上げる為にはある程度現実離れした描写は必要。

どこまで現実性を重視したらいいの?