いやいやいや、どういう基準で「傑作」と評価してるのか皆目不明だけど、無名のC級ヤクザ映画を文字起しした程度の内容しかないでしょ
女性たちが大活躍する「BLACK LAGOON」なんかは、漫画でエンタメでも確かに「大大大傑作」だけどさ
一応、701の指摘に対応させて(ほんの一部だけ)書くと、

・キャラクター設定や個々のセリフもやっすいヤクザ映画でも見て書いたのかというのが大連発
具体例を挙げるとP9の「一応、メスみたいです」だとか「ナリは女だがチンポが生えてるようなの」だなんて笑わずに読めるひといるの?
アウトローの良心的トップに都合よく在日を持ち出すなんかもゲンナリ

・「あり得ない」という点はエンタメとして(小説だし)大甘に読んだけど、格闘シーンのほとんどは「出来の悪いお笑い」でしかない
たとえばP13の「大外刈り」はド素人が変な技を組み込むなボケという感じの、まず成立しない脳内達人乙もの、ドラゴンボール(投げ飛ばしただけにしとけ)

・その上でラストも酷く、大した伏線も展開も伴わないまま、
「私は鬼婆だよ。あんたと一緒に鬼婆になるために、ここまで来たんだ(P180)」
って「修羅の門」かよという大袈裟で陳腐なセリフには「どうしたのこのひと???」だよ
この類で「いままでにない人物像が提示」されているというのならそれも良いが、「そりゃ書かないですよね、こんなの」としか言えない
「意想外」と「滅茶苦茶」は違うでしょ

アマやツイの評価を見てても、アウトローの世界や文学に無知な連中ばかりみたいだが
こんなので血だの暴力だのが描写出来てるというなら過去のを扱ったバイオレンス作品すべてに対する冒涜です