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新潮新人賞35
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0427名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2022/10/07(金) 19:11:37.42
新人賞受賞作、読みました。結論から言うと、先にnoteで掲載されていた小説と似ているところは全くありませんでした。あらすじで「トリックスター」とされていたのは、メディアを利用して大衆に影響を与えようとする移民の政治活動家のことで、彼の具体的な人物像は終盤の短い一節を除けば、間接的な情報によってしか描かれることはありません。
テーマの一つとしてあるのは「移民社会」における「日本語の存亡」であり、noteで掲載されていた小説のように、経済格差によって富裕層が圧倒的な地位を得ている世界で、言い知れぬ不満と欲望を抱きながら生活をしているような連中が中心となっている小説ではない。
文章力については100点満点中30点といったところでしょうか。酷いです。推敲をした形跡が見られません。本文中にもあるように「いい文章なんてものははなから存在しなくなっている」(71p)未来に向けられた小説ということでしょうか。
「僕」が「ユイから聞いた話」(69p)として始められた「リンダさん」という人物に関するエピソードの途中で、「僕」が「ユイの友達」(70p)として地の文で現れ、エピソードの終わりには「とリンダさんは僕にむかって笑った」(71p)となぜかまるで「リンダさん」が「僕」に話していたかのように締め括られる。そこまでに「リンダさん」と「僕」に面識があるという場面は一度も描かれていない。このように乱雑なところが多数ある。
0428名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2022/10/07(金) 19:11:44.46
2052年であるにもかかわらず、時代風俗に対する感性がほぼ現在のまんまであるのも気にかかります。テレビが影響力があったり、「アイドルにだって必ずプロデューサーがいる」という一文や、AGA治療法が現在と大差ないままであるだとか、ニュースが「携帯機器の通知のように、臨時速報として知らされる」、「wikipediaの記事を読み返す」等、作者が30年先を見据えているとは思えませんでした。
しかし、愚にもつかないような小ネタを寄せ集めてごった煮にしているところに可能性を感じないわけではありません。象徴的存在の「トリックスター」を中心に、登場人物がなんとなく繋がっているように各エピソードもぼんやりと繋がっていて、かたまり感がありません。しかもそのエピソードも筋書きのようにそっけないものが多いのですが、全体として見ると、小ネタならではの奇妙さがちらばっているようで、なんかヘンなものを読まされちゃったなという読後感があります。
単純に稚拙なだけってことかもしれませんが、可能性は感じられましたね。
0429名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2022/10/07(金) 19:15:03.70
めでたしめでたし
0430名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2022/10/07(金) 19:28:39.22
改めて講評に目を通しましたが、大澤さんの意見に近いですかね。
トリップつけている人の小説が100点満点中30点だとすると、受賞作には51点はあげたいですね。
文章力が向上しないようなら、二度と読みませんが。
0431名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2022/10/07(金) 19:56:18.11
それから「僕」=「アキト」と「ユイ」のパートが交互に続くのですが、最終パートのみ三人称で登場人物5人に焦点を合わせて場面転換するというのは強引でした。そこまでがクライマックスに向かってボルテージが上がっていっているわけでもなく、突然出来事を引き起こして収束へと向かう。アンチクライマックスというにはラストは構成面でも内容面でもがちゃがちゃと騒がしいし、やはりヘンとしか言いようがないですね。
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