太宰治賞 13
いずれも実力だが受賞作は選考委員の気分ということだろう。
それは芥川賞などを見ていてもわかる。候補作は実力。受賞作はすべてではないが妥協の多数決。 初めてここに出したんだけど、もうメール来た人いる? >>462
いや候補作もそれまでの選考委員の気分になるだろ わかる
最終選考はプロなら誰が選んでもその4つになり得るが
受賞作はその都度選考委員の顔ぶれや気分で左右されるからな
声の大きいのが一人いるとそれに決まったり >>463
俺も初めて出したけど、なんの音沙汰もない。ちゃんと送れたのか心配してる。 HPで今回の応募者数を告知する締め切りページがまだ反映されないね。
今年は2000を超えたのだろうか。
それともただ遅いだけだろうか。
2次選考が終わって最終選考に取りかかる直前に反映されるという噂だが。
毎年1月末くらい。 20日だったね。今年は盛り上がらずに終わったな´д` ; >>476
ないよ。こんなのに騙されずまったり生きよう 2月末連絡は数年前最終残った人の同人仲間がげろってTwitterに今もログあるし、もっと前の最終候補者のブログも2月末だからな
ここは硬いだろう 最終残った人にはペンネームの変更や年齢不詳の場合は年齢の確認など
のチェックを入れなきゃならないからな。
それが済んだら1次通過のPDFが公開されるというわけ。
おっと、ここまで。 発表された。
流れから電話は昨日までだったということがこれで判明したな。 東京都の滝沢秀一47歳ってマシンガンズの滝沢秀一かな?
年齢合ってるし多分そうだよね
THEセカンドで漫才師として再ブレークしたから
もう小説はやめたと思ったらまだ書いてたんだ
お笑いのほうが忙しくなっただろうにすごいな 滝沢秀一のことはXでも騒いでる人がいるので
そうなんだと思う
あと既に2冊本(純文学)を出している人の筆名も一次通過作にあって、一部ざわつかせているようだ
漫画家でもある人らしい
以前文藝賞の最終に残ってそれを本にしてる 小説教室の仲間は全員落ちた
去年通った人も落ちてた
地方賞で度々受賞する人もだめだった
ここ、やっぱレベル高いな 急に静かになったね
みんなダメだったの?
自分もだけど…
十代で通ってる人とか…天才か?
年齢じゃないんだろうけど 落ちちゃったけど、上の書き込みで小説教室の方も落ちたとあったので難しいんだなあと思うことができました
ありがとうございます 〇鹿は読めばわかるけどラノベだよ。慶應院生の漫画家のねえちゃん。 あーダメだった〜
残念だけどこれが実力だから
また懲りずに書くよ
通過した人、おめでとう そういえば何年か前までは一次発表の直後は「俺通過した」「一次は余裕」なんて書き込みが多かったけど……
最近は見ないね
さすがに嘘を並べるのも虚しくなったんだろうか ここはレベル高いでしょ。だって他でデビューしたプロも応募できるし。
以前も新潮新人賞受賞者が応募していて話題になってた。もう消えた人だけど。 >>502
twitterとかSNSで通過アピールしたほうが自己顕示欲が満たされるんじゃない?
よくあげてる人いるよね。 Xのリアルタイム検索してたら、41枚のものを引き伸ばして、規定ギリギリの50枚で出した人でも1次通ってたりするんだね
長ければいいってもんでもないのかな >>503
太宰賞は文学界・新潮・文藝・すばるの主要純文学新人賞と同格の新人賞だからね
受賞によって直接プロデビューできないというだけで、難易度的には上記四賞と変わらん >>505
うちの小説教室の先生は通過とかでもSNSには書かないほうがいいと言ってた。
もちろんこういうところにも。 受賞するような人はSNSにも掲示板には書いてなさそう。 >>509
おめでとう
差し支えなければでいいんですけど、枚数はどのくらいですか? >>512
そう言われれば…
でも違うペンネームでR18とか受賞してたような
それもかなり昔の話だけどね 寺内はるなとか村雲菜月とか
最終残ってるメンツも他で受賞してデビューしてるし、
ここはレベルが高いよ。かなり激戦では。 最終連絡がまだだとしたら、今週がデッドラインかあ
1次発表が1日だから、5日か6日くらいかな夜釣理論だと 太宰賞の最終候補者への連絡は1月末とされています。 これは太宰賞の選考委員である津村記久子氏が、作家の読書道で彼女が太宰賞に受賞した際のエピソードのなかで語られていたことなのでまちがいないでしょう。2020/01/22
電話待ちの日々/第36回太宰治賞|ミチムラチヒロ - note ああそっか。最終残った時点で活字化されるから連絡早めなんだ。ムックとはいえ本を作るんだから
普通の文学賞よりかは日程早いよね。 6月にはムック本出るから
さっさと最終決めて本創る準備しておかないとね。5月のGW明けに選考会して6月20日頃?ムック本が出るんだから。
この賞は1月末に最終連絡きてから5月GWまでずーーーっと最終に残った幸せな
気持ちとか焦りとか不安とかいろんな気持ちが長い期間味わえる。
おもしろそうだから今年出してみようかな。 選考会自体は割と固定気味なのに、最終連絡日だけは結構幅あるよね ここ数年はコロナ禍だったし、お役所仕事だからね。
選考会は選考委員集めて会場予約するから日程決めたら簡単に変えられないでしょう。 ここは最終に残れば活字になるという魅力があるね。
すばるとかよりよっぽどいい。 2次通過発表は今月中ごろ?
過去の見たら14日とか20日とかばらばらだけど。 >>527
水曜が公休日だから18か19日ごろかな? 他の文芸誌みたいに1次から2次3次で月跨ぎならともかく、月内に小出しで最終まで発表しなくてもよくねとは思うけど 今月末が土日にあたってるから、2次発表早いかもね、13〜15あたりかな? >>513
ありがとう。
180枚以上200枚以下です。 >>504
伊〇さんなんかねw
>>511
伊〇さん最終には残ってないらしいがもろポストしてるよw言わずにはいられないんだろうね
「去年は阿波しらさぎ、北日本、太宰しか出せなかったですが、一応どれも予選通過できて良かったです」
一次通過で自慢かよw 嬉しそうに人を悪様に言うそのエネルギー、
別の事に回した方がいいんじゃないの 0536名無し物書き@推敲中?
2024/03/10(日) 00:45:31.24
捨て台詞を吐かないと死んでしまう病か
0537名無し物書き@推敲中?
2024/03/10(日) 11:51:13.38
ただのかまってちゃんだろ >>539
伊〇〇希と絡んだことがないやつにはわからんのだろうな。
ポスト見ればわかるがかまちょなワナビ主婦だよ
今日も退勤から風呂あがったまでタイムスケジュールをあげてる女なんてうざすぎだろ! ググったら同姓同名のAV女優が出てきた…(;´・ω・)/ 去年最終に残った北野さん残ってるね。献鹿さんと滝沢さんも。 北野さんわるもんのときの北野さんかな。すばるでも最終残ってるなら実力あるんだね。 虹は誰のもの
アジール
一切合切みな煙(タイトルは1番好き)
この三つは来そうな気はする。たぶんXとかで通過報告してる人は最終に行ってない気がするな。滝沢さんも2次止まりな気がする いまさら滝沢氏を最終に入れてもね…新鮮味がないし。北野氏は勝負どころだね。 54歳がひとりいるし、40代は3人残ってる。てか滝沢さんてもう47歳なんだ。
もっと若いのかと思ってた。芸能人て若く見える。 前、80代で1次通過してる人がいてすごいなと思った。 >>556
去年は二次通過してたけど、だんだん落ちて行ってしまうのね。 最終候補発表、今週中かしら。それとも4月1日かな? よくわかんない名前のひとって文藝賞から流れてきているのかな 道等棟エヴリカ(蒼生 行)
筆名:蒼生 行┃
ラノベっぽいの太宰賞でも流行ってるのか もしかして去年の47歳おじさんが太宰賞最高齢受賞? >>556
長澤さん、群像新人賞の最終に残ってたよ!
太宰賞より群像でデビューしたいよね。もう選考会は終わって結果出てるだろうけどさ。 芥川が出ないからな、ここは
もしも受賞させてくれるようになると、長編賞だし、伝統もあるから、恐らく一気に来るんだろうけど 津村と今村くらいかな。この賞は。
どっちも「変な女」を書くw
作家の自画像のようだが。 岩城けいも一応は生き残っているんじゃない?
賞もらって活躍してるのは今村・津村だけど。 すばるというか集英社はやる気はないがお金だけはたくさんあるので
広告とか宣伝はたっぷりしてくれる。ここだとどこかの文芸誌に拾ってもらわないと
次作すら出ない。記念受賞とかでいいならおすすめだけど。 それにしても「すばる」は作家輩出率も生存率も低いねえ。
やる気ないだろw 文藝>群像>文學界>新潮>林芙美子>すばる>太宰>ことばと
異論は認めるけど作家の生存率はこんな感じかな
林芙美子は秋、羽根子、綾子がいるし、なんならすばるで受賞したら他の中央の賞で受賞できないデメリットがでかすぎる
しかもすばるだけ芥川賞も露骨に避けられてる節がある
ミシンと金魚を挙げずに佳作のスミスを候補挙げたりとかどう考えてもおかしい 新潮の凋落がすごいよね
これだけ結果が出なかったらそりゃ名物編集長も交代するよなって 凋落してるのはすばる。
ひと頃は新潮も沈んでいた時期があるし、
群像も柄谷だののポストモダン批評が仕切っていた時期は長期低迷していたが、
今は新潮は好調。群像もそこそこかな。 新人賞の出身作家の話だよね
新潮が好調ってなんの冗談かと ちょっと前は新潮新人賞組勢いあったけどね。時代は変わって、文藝に移っていまは
どこだろう?文學界新人賞がやっとマシになってきた感じか。 第45回(2013年) 2039編 「太陽」[注 11] 上田岳弘 『新潮』2013年11月号 第27回三島賞候補
第46回(2014年) 1807編 「指の骨」 高橋弘希 『新潮』2014年11月号 第152回芥川賞候補
第47回(2015年) 1828編 「恐竜たちは夏に祈る」[1] 高橋有機子 『新潮』2015年11月号
第48回(2016年) 1933編 「二人組み」[2] 鴻池留衣 『新潮』2016年11月号
「縫わんばならん」古川真人 『新潮』2016年11月号 第156回芥川賞候補
第49回(2017年) 1969編 「蛇沼」[3] 佐藤厚志 『新潮』2017年11月号
「百年泥」 石井遊佳 『新潮』2017年11月号 第158回芥川賞受賞
↑新潮はこれだけ芥川賞作家出してるんだぞ。これ以降は今までないけど、他の新人賞に比べたら
ダンチだよ。これに匹敵するのは文藝くらいだぞ。 >>585
それ以降は候補者すら一人もいないから凋落したって言われてるんだよ
ここ5年のデビュー作家の活躍はすばる以下じゃん 集中的に出したから、一時途切れるのは仕方ないと思う。
コンスタントに芥川賞輩出し続けるなんて、どこもできてない。
群像なんて、過去15年でたった二人だからな。 直近5年の芥川賞掲載雑誌で言うなら小説トリッパー(今村)とすばる(古川)が1作で同率っていう もちろんしってる。2013〜2017の間で、芥川賞取ってないのが二人しかいない。
残り5人が芥川賞。これは凄いわ。 新潮は最近はめちゃくちゃきついね。でも、三島の再来の人は第一作も面白かったし、これからぐんぐんきそう。 いや前回の新潮新人賞は二人受賞で、三島と大江の再来が一人づつ。 >>593が言ってるのは赤松りかこの話でしょ?
若い方がいつ第一作発表したのよ だから>>593が勘違いしてんだよ。赤松りかこは大江厨だよ。
三島の再来は若い方。 [転載]
以下、学会員の書き込み
どうも学会の被害者が板にいて、ネットストーキングしてる学会員が
学会の力で新人賞の選考過程に介入して、受賞を阻止すると脅しているらしい
ttps://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bun/1522944867/117
117 名前:名無し物書き@推敲中?[sage] 2024/04/22(月) 10:46:50.14
バカだな
お前の素性はすべて丸見え
どれだけの傑作を書こうが、お前は一生、小説新人賞を受賞できない
余計なことを言わなければいいのに
ttps://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bun/1522944867/119
119 名前:名無し物書き@推敲中?[sage] 2024/04/22(月) 14:27:04.49
脅迫?どこが?
これは老婆心ゆえの
第三者からの注意喚起でしょうに
なんでも悪い方にとってはいけません
自分はなんにも関係ないですよ >>580
何回も最終候補になっては落ちるのも大変よね 文藝賞の佐佐木さんだっけ。インタビューで何回も最終候補になったのに
落ち続けてしんどかったみたいな悲痛なコメントしてたの。 第40回太宰治賞受賞作が決定いたしました!
2024年5月10日(金)、第40回太宰治賞(筑摩書房・三鷹市共同主催)の最終選考が実施され、選考委員4 氏(荒川洋治、奥泉光、中島京子、津村記久子)による厳正な選考の結果、以下のように受賞作が決定しましたので、お知らせいたします。
第40回太宰治賞受賞作
「メメントラブドール」市街地ギャオ
【あらすじ】
「私」にはいくつか顔がある。マッチングアプリでノンケの男を喰う「私」、男の娘コンカフェでキャストな「私」、SIer企業でダウナー院卒若手社員をつとめる「私」、高専時代は姫でいられたかつての「私」、その武器ももはや壊れ始めている「私」、それでも誰かを欲しがる「私」、幸か不幸かすべてが己と理解しつつも世界にエラーが起きていく。貼りつけられたペルソナたちがハレーションする新宿区在住20代♂の令和五年。 乱歩賞が不真面目ペンネームで話題になってる中また凄いペンネームの人が受賞したな
本名だったらすまん >>609
本名だったら…
笑笑
今年一番笑ったわ >>608
こう言っちゃなんだけど、いかにも「今風な作品書いてみました!」な内容だな
みんなが考えつきそうな
今の純文学ってガチでそんな話でないと取らせて貰えないのかw
ノンケの俺にはキッツイわw ほんとよくまあこれだけ今風を詰め込んだねえ
「今風の福袋や〜」 大手と違って選考会当日にあらすじから写真まで公開されるんだね 最終候補が決まるのが1月下旬。写真はムックにも載るから全員提出してるだろうし、
あらすじも前もって考えてある。
選考会までに準備する時間は山ほどあるってこと。 最近の男性作家って安堂ホセといい千葉雅也といい、文學界新人賞の福海隆といいこの市街地ギャオといい、
ゲイが題材の小説じゃないとウケないのかね
何が評価されているのか純粋に分からんけど 写真ぱっと見た感じ、女性かと思ってた(汗
大阪文學学校の人なんやね。 文學界新人賞3次通過らしい。
やっぱり5大文芸誌落ちが多いのかな、地方文学賞は。 震災、方言、ゲイが新人賞のトレンドか
くだらねえw 震災、方言、ゲイが新人賞のトレンドか
くだらねえw 震える大地、揺れる心
第一章:運命の出会い
東北地方の小さな村に暮らす青年、直樹は、幼い頃から地震の恐怖に怯えていた。幼い頃に経験した大地震の記憶は、今も彼の心に深く刻み込まれていた。
そんな直樹の前に、ある日、東京から来た青年、健吾が現れる。健吾は、震災復興支援のために村を訪れていた。
直樹は、健吾の都会的な雰囲気に圧倒されながらも、どこか惹かれていく自分に気づいた。健吾もまた、直樹の純朴さや優しさに惹かれていた。
二人は、村の復興作業を共にしながら、徐々に距離を縮めていく。しかし、直樹は、健吾が同性愛者であることを知り、戸惑いを隠せない。
第二章:禁断の恋
健吾は、直樹に自分の気持ちを正直に打ち明ける。直樹は、健吾への想いを認めながらも、村の風潮や自分の家族のことを考え、健吾の気持ちを拒絶してしまう。
しかし、二人は密かに会うようになり、禁断の恋に落ちていく。しかし、そんな二人の関係は、村の人々の知るところとなり、大きな波紋を呼ぶ。
直樹は、村の人々の非難にさらされ、苦悩する。健吾もまた、直樹を守るために、村を離れることを決意する。
第三章:意外な結末
健吾が村を去る直前、再び大地震が発生する。直樹は、健吾を探しに街へと向かう。
街は地震で壊滅的な被害を受けていた。直樹は、瓦礫の山の中を必死に健吾を探し回る。
そしてついに、直樹は、瓦礫の下に倒れている健吾を見つける。直樹は、健吾を助け出すことに成功する。
生死の境をさまよっていた健吾は、直樹の献身的な看病のおかげで、命を取り留める。
二人は、この経験を通して、お互いの大切さを改めて認識する。そして、村の人々の偏見を乗り越え、共に生きていくことを決意する。
結末
直樹と健吾は、村を離れ、二人で新しい生活を始める。彼らは、地震で被災した人々を支援する活動を始め、多くの人々に希望を与えていく。
そして、二人は、震災という苦難を乗り越え、真の愛を見つけることができた。 八木さんの二作目が河合隼雄物語賞受賞だってよ
すごい 太宰治賞受賞作「メメントラブドール」市街地ギャオ
大手SIer勤務2年目のITエンジニアの主人公の男は、平日の昼間は在宅勤務をして、夜はTinderで出会った「ノンケ童貞」の男のペニスをしゃぶり、その動画をTwitterの裏垢にアップロードしてバズっている。夜は新宿にある「男の娘コンカフェ」に出勤している。
ある日、マチアプでカズ君という早大生ノンケ童貞と出会い、主人公はいつものようにフェラチオして撮影した。ネットでプチバズだったので、カズ君からもっとバズる動画を撮りましょうと提案される。
職場では新卒の紺野君がとても優秀なのだが、実は彼とはマチアプでやりとりをしている。でも向こうはこちらの正体に気づいていなくて、相手を女だと思っている。
コンカフェでは、アンチみたいな女にからまれて、その場の流れで自分の裏垢を教えてしまう。
その女に裏垢をバラされてしまい、裏垢とコンカフェ垢が紐付いて、掲示版のたぬきとかで炎上しちゃう。コンカフェの店長もキレて首になりかけるし、会社の仕事もポンコツなので上司に説教されるし、(ただし紺野君のチンポ画像を送らせることには成功した)、カズ君と出会ってからは、カズ君としかセックスしてなかったのに、カズ君は他の男とも動画を撮っているというし、全部行き詰まった感を持つ。
カズ君に「ノンケとか言っているけど、ゲイなんじゃないの」と言ってしまうと、カズ君は黙ってしまい、主人公は後悔したのだった。 小説ののっけが、マチアプの男漁りシーンで、そこからセックスシーンを丹念に描写し、さらには場末感ただようコンカフェの描写。
異端の場所を露悪趣味的に描写していく手法に最初は心を掴まれるが、前半部分は選考委員も指摘しているように、少しだれる。
けれど、後半、主人公の忙しい日常が完全にキャパオーバーでもう手が回らなくなって、恋人になれるかもしれないと思っていたカズくんを傷つけてしまうラストまではとても読ませる。
一流企業勤務で上手くいっているようで、実は崩壊寸前。
そんな「ポンコツな自分」に共感する読者は多いのではないだろうか。
あと主人公に葛藤があり、ゲイを自認しつつ、それを完全には受け入れられないでいて、だからマチアプでは女のふりをして「ノンケ童貞」の男を探す。
ゲイであることの葛藤に苦悩しているのは、若いカズ君も同じで、ノンケ童貞を自称しつつ、男とばかりセックスをしていて、主人公からの質問には黙ってしまう。
主人公の日常が、ちょっと動かせば全部崩れてしまうジェンガのようにギリギリなのは、彼が葛藤ばかりしていて、あれこれ手を出して、ひとつのことに打ちこめないからだ。
今の時代、「分人」は成立しない。裏垢は必ずバレて本垢と紐付く。社会を生き抜くためには、自分で自分自身にレッテルを貼って「私はコレコレこういう人間です」と宣言しないといけないが、主人公には葛藤があって、それができないでいる。
中だるみがちょっと惜しいがとても書き手の才能を感じる作品でした。
あとアジビラみたいな「思想の強い」テンプレ文章がいっさいないのも良かった。
きっと他社の編集者からの仕事依頼もあるでしょう。
第二作に期待です。 講義①
【ショートストーリーをどうやって発想するか】
自分の場合は、バイクで春日部・野田方面をブラブラするのを、たまにやります。
バイクで野田橋を越え、流山方面に向かう途中に、古びたスナックの看板を見かけて、
それを記憶して考える訳です。「ああいう、アジのあるスナックで何か物語りは書けないか」と考えるのです。その場で結論は出ないのですが記憶野に残して行きます。
次ぎに自分の好きな音楽を聴きます。70年代・80年代ポップ・ニューミュージックなど
カクヨムの告知で、コンテストの開催を知ります。お題は日帰りファンタジー。で、詳細を見て、「みんな異世界ファンタジーだろうから、自分は現代で、日常の当たり前の中のファンタジーを書いてみようと思う。
以前の記憶野から、春日部の飲み屋の小さな路地を思い出します。
スナックとブレンドして、スナックから入る、現代の異世界を表現しようと思う。
で、出来たのが「路地裏の夢・BitterSweets」という、発想方法、その他音楽を聴いて、歌詞で刺激されて、ストーリーを思い浮かぶ事もあります。 講義②
【小説を書く動機としてのエモーションとは】
小説を書くのに、一番脳みそを刺激するのは「恋をすること」だと思います。自分は
20代から自分の性癖は特殊だな、と思うのは、「恋をするとセックスをしたくなるより
絵が描きたくなる」というモノでした。セックスの快楽よりも油絵を描いている方が
気持ちのいい変わった男です。で、で描いた油絵はデータにしてアメリカにばらまいていました。
今も「赤いハイヒール」という10万文字に取り組んでいますが、そこでもやはり、自分の記憶野から過去の女性を呼び出して、その人に向けて書いているようなモノです。
20代、自分で一杯で、立ち止まる事が出来なかった女性に「申し分けなかった、小説でハッピーエンドにするから」と言うのも、今書いている事の動機の一つです。
あとは太田裕美の楽曲で「赤いハイヒール」という曲を聴くと、ポツポツストーリーの断片が浮かぶのが倉庫で働いている時期におきまして、プロットノートに書き記して、構想4年で書いています。
そういう訳で、童貞くさいと口の悪い人には言われそうですが、恋愛にルールはないし、セックスを100回しても結局別れて、とか、そういう事もあるので、「恋愛はセックスだけでなく、如何に深くその人を思ったか」でも
あると思います。人間理解の深度と長さ・短さの様に思えます。 講義③
【脱5ちゃんねるのススメ、受け取る知覚・環境を変えてみよう】
2月に大畑君の特定炎上祭りに巻き込まれて、その当時不愉快だったけど、塞翁が馬
で、
4月から埼玉県の職業訓練に通いました。そこで、おばさん・主婦・人妻・女・女の子が
やたら多いクラスで、話しているウチに自分のやっている小説書きの話になって、
「カクヨムってサイトに上げてあるので家のパソコンでもスマホででも読んで」という事に
なりました。反応は思った以上に好意的で、「面白い」とか「才能がある」とか、
「感受性が豊かね、女慣れしてないけど」みたいな、体験でした。
そこで考えるのは「5ちゃんねるで評価もらえるより、5ちゃんねるなんて見ない人たちってのは一杯いるんだ」と言う感想でしょうか。
5ちゃんねるなんかで、匿名の罵倒を上げるより、そういう、匿名掲示板なんぞは
無関係の人の輪に飛び込むことで、そこでその人たちに読んでもらう事です。
ツィッターで何も反応ねーぞ、とか言う人はネット依存・パソコン依存の感覚で、
それは古いし、不自由で、不毛です。ですので、小説を褒めてもらって、それを励みにしたい人は脱北・脱5ちゃんねるをススメます。
何も窮屈な檻の中に居る必要は無く、カクヨムで、自由に表現しても誰も何も言わないし、相手を変えれば、励みになる感想を
もらえると思います。
大体以上かな。
質問あればどうぞ。