0306名無し物書き@推敲中?
2023/04/13(木) 22:44:43.54東京地裁、発信者情報の開示命令
原告の男性は、骨の成長に異常が生じる「脊椎(せきつい)骨端異形成症」患者の兵藤一晶さん(47)。
訴状などによると、兵藤さんは左手をわずかに動かせる程度で食事や入浴などの介護が必要で、2022年4月11日に前橋市に24時間体制の介護サービス提供を求めて行政訴訟を起こした。
提訴が報じられた同13日、ネットの匿名掲示板「5ちゃんねる」で、兵藤さんに対して東京都の男性は「殺処分でいいやん」、愛知県の男性は「生かしておく理由が無いなあ、一思いに殺してやれよ」と投稿。兵藤さんは、16年に相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら45人が殺傷された事件を想起し、自分の生存価値を否定する人がいるかもしれないと考え、日々の生活において恐怖を感じるようになったという。
原告側の下山順弁護士によると、書き込みを見た兵藤さんはやつれた様子で「そんなに僕に死んでほしいのか」と漏らしていたという。下山弁護士は「中傷を『許さない』と意思表示することが大事」として22年10月、プロバイダーに対して発信者の情報開示を求めて東京地裁に提訴。東京地裁は同年12月と23年3月の判決で「(原告の)人格的価値を否定するもので、社会通念上許容される限度を超える侮辱行為」と厳しく非難し、それぞれ開示命令を出した。