【目覚めよ日本】占領の呪縛を断ち切り歴史認識を改めよ ヘンリー・S・ストークス氏  2015.03.28 ZAKZAK(夕刊フジ)

 南京攻略戦を指揮した日本陸軍の松井石根(いわね)大将は、1937年12月の南京入城にあたり、皇軍の名誉を傷つけることがないよう、軍紀を厳正にした。軍と同時に多数の憲兵を入城させて、不法行為を徹底的に取り締まった。

 ところが、日本占領後、GHQ(連合国軍総司令部)主導の下、NHKがラジオ放送した「真相はこうだ」では、「上海の中国軍から手痛い抵抗を蒙った日本軍は、その恨みを一時に破裂させ、

怒涛のごとく南京に殺到した。この南京大虐殺こそ、近代史上、まれに見る凄惨なもので、実に婦女子2万人が惨殺された」とされた。

 これは、まったく事実ではない。

 現に、私がかつて所属した英紙「タイムズ」は、日本軍が南京入城した直後の37年12月18日、「(南京の)通りには死体が散在していたが、女性の死体はなかった」と報じている。

 南京大虐殺は、蒋介石率いる中国国民党政府が作り上げた壮大なプロパガンダである。さらに、GHQがこれを後押しした。

 GHQは、日本が二度と強国にならないよう、「日本は侵略戦争でアジアに悪いことをした」と人々を洗脳した。これは「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」といい、

すべての新聞や雑誌、ラジオを検閲して、贖罪(しょくざい)意識を植え付けた。占領が終わっても、一部メディアの自虐史観は変わらず、日本や日本人を貶めるような報道を続けている。 〔つづく〕