DQN 怖いとみんなが走り出したので、おれも一緒に逃げたら、みんなまだ怖がっている。
もう大丈夫だよ。DQNなんてどこにもいないよ。といい終わらないうちに、また逃げ出した。
慌てておれも後を追うと、俺が建物に入る直前で、ガラスの扉がガチャンと閉められた。
オーイ、何てことをするんだ。おれも中に入れてくれ!
俺を見殺しにするつもりか?早く開けてろ!
この野郎、ガラス戸叩き割るでー!俺は悲鳴に近い声を上げた。
ガン、ガン、ガン。全力で蹴りを入れても強化ガラスの扉はびくともしない。
お前ら、こんなことをしてただですむと思うな!ぶっ殺したるわい!

目の前のガラス戸に、鬼のような形相のDQNの姿が映っていた。