なぜ、「水戸黄門」御一行は、沖縄へ行かなかったか?

【佐藤優VS飯島勲】救国対談!飯島勲「リーダーの掟」特別編(2)

佐藤  時代劇の「水戸黄門」は、日本中旅行していますけど、沖縄にだけは一度も行っていないんです。
当時の沖縄の人は「この紋所が目に入らぬか」って印籠を出しても三つ葉葵の紋を知らないし、琉球空手の達人が助さん、格さんに負けるわけがないからドラマの筋が成り立たない(笑)。
これだけなら笑い話なんですが、一方で沖縄には江戸の権力、京都の朝廷、つまり天皇の権威が通じないということ、日本の政府への帰属意識がなかったという意味でもあります。

(プレジデント 2011年8.29号より)

上に引用したのはプレジデントの2011年8月29日号での佐藤優氏と飯島勲氏の対談だが、
当時の沖縄の人たちが日本への帰属意識がなく、沖縄には江戸の権力や京都の朝廷、つまり天皇の権威がまったく通じなかったことが、水戸黄門の笑い話を例に挙げて面白おかしく解説されている。