まあわからないでもない
一人=自由すぎて何事も不規則になるからだろう
友人は皆無で食事は店屋物で趣味は酒とギャンブル
休日と言えば前日の深酒で昼過ぎに起き狭いアパートで万年床からテレビを眺め西日を浴びる
夕暮れどきに外へ出てパチンコ屋に寄った帰りに肉屋でコロッケを仕入れ帰宅し早酒
風呂は週一回と誰もが想像しうるライフスタイルと言えばブルーカラーで酒好き女好きで自堕落なアパート暮らしのイメージ
ここまで極端でなくともこれに準ずれば早死にするだろう

しかし現代はどうか?
多くの友人の存在や自分と似た環境の仲間がネットワークで繋がる
現代は独り身も多く疎外感も昔の比ではない
職業もホワイトカラーが多くブルーカラーでも昔とは環境が違う
基本一人で自由気儘でノンストレスな生活を謳歌するも淋しさや孤独感などそれがストレスになる前には友人知人と繋がる
食事や旅行に趣味と娯楽は多く人と繋がるシステムも昔とはまったく違う

日々の食事にしても自炊ができる人も多く外食にしても和洋折衷で料理屋は肉から魚まで豊富にあるし惣菜屋も多い
選び放題でバランス取り放題だろう
これは下手な嫁さんよりいいかもしれないと言うか今時の家庭と食べてるものは然程変わらない
要は食に関しては大差ないのではないか
それでもやはり早死にするだろうか?とも思う


更に不思議なことに旦那が早死にした女性は長生きしてるパターンが多いように感じる
旦那の世話がなくなり生き生きしだすからとの噂もあるが真偽はどうか
逆に女房に先立たれた男はダメらしい
何がどこに売っているかも把握てきず一人で外食するのも憚られる
自分じゃ何もできず強制的な自堕落生活に突入させられるからだろうか
会社や家族中心のライフスタイルから友人知人も少ないとなるからだろうか
一人で生きていくことに慣れていないのが最大の原因とは思うが
単身者と決定的に違うのは存在したものを失うと言う喪失感だろう
独り身のやつは最初から何もないのだから失うものがない
これは逆に強いかもしれない