中三の時、彼女と始めて見た映画が、菊池桃子「パンツの穴」だった。
彼女は嫌がったが、俺が強引に誘った。
映画は面白かったのに、映画館を出た彼女は不機嫌で、口数が少なくなった。
女は違う生き物やなと悟った、十五の夜。