色弱は絶望
小学生の頃から「これからは色弱でも差別されないから安心しろ」
「入学も就職も差別されない」って
毎年、検査するたびに言われてた
大学の電気科で勉強して、大手工場に就職
現場の薄暗くてホコリや油まみれの配線の色がさっぱりわからない
新人のうちはまだ絶望にも気づかなかったが、だんだん気づき始める
配線間違えたら計器も誤作動して工場吹っ飛ぶから
入社して1年くらいしてようやく人生詰んだことに絶望
その時点でも周囲なんて何もわかってないわな
赤と緑色ランプのオンオフも見えないんだから終わったわ
赤と緑色のランプを間違えて感電、仲間が感電死
機械の赤と緑ランプを勘違いで人生終了
スイッチ間違える時点で人生終わるから
そういうのを隠したまま現場で死亡事故を起こしてる奴もいると思う
色弱は絶望
就職したらこの意味がわかる
周囲から無責任に大丈夫だ安心しろと言われたって、必ず絶望が来るから

医療(顔色、傷、変化、おしっこの色、うんちの色)、
工場、
飲食業 (焼け具合、煮え具が合わからない)、
警備員 (駐車場の空き表示の緑or赤がわからない)
警察官(犯人の服の色、クルマの色、顔色がわからない)
すべてにおいて絶望が隠れてる

隠れてるから