>>500
いや0から1の価値を生み出せる人が1の要求から1の要求を生み出すだけのオペレーターより創造的なのは確かだと思うけど
創造的か否かは相対的なものでしょ
絶対的な境界線があるととらえるのが極論だと言ってるんだよ

例えば1の要求にしかしてないのにクライアントがまだ認知していない潜在的なニーズまで捉えて2や3の付加価値を提供してくれるイラストレーターやデザイナーだっている
他方で漫画家や芸術家だって誰もが誰も0から何かを生み出してるわけじゃなくて市場やスポンサー、編集から要求されたものに影響されている人も多い
俺も最近、漫画じゃなくて実用書だが商業出版することになって編集とやりとりしてるけど別に著作を0から生み出してるわけじゃない
マーケットのニーズやこういう本が売れたからこうしたいといった編集の要望に基づいて作ってるわけだから極端に言えば人に発注された仕事と変わらない

結局のところ創造的かどうかは0から生み出したか否かではなく
創出した価値の大きさで決まると思うんだ

偉大な芸術家は芸術にイノベーションを起こして膨大な価値を創出したから偉大なんだし
じゃあオペレーターがイノベーションを起こしたことが無いのかといえばそうでもないでしょ

今は確立されてるアニメ的表現技法だってオペレーターたるアニメーターが与えられた要求の中で生み出してきたものなんだし
そこらじゅうのイラストにアニメ的表現が使われてる現代社会をみればそのイノベーションがどれだけ大きかったか解るでしょ

たしかにほとんどのイラストレーターなどオペレーターは1の要求から1の価値しか産まないけど
1から10産む創造的な人もいるし発注する企業は本来そういう人を求めてる
なのに人から発注された仕事は創造的じゃないからただこなせばいいっていうのはどうなの?っていうのが俺の主張

もちろん受注案件なんて大した額の仕事じゃないのに創造的な仕事をしてやる必要はないって考えはあるだろうけど
付加価値創出できる人は単価ガンガンあげられるし受注も安定すると思うんだよね
うちも四年がかりでそういうデザイナー見つけてからはずっと同じ人に頼んでるし費用対効果高いから単価も上げてるし

なんかうまく短く説明できなかったから長文になってすまん