◆「やっと3Dツールが紙とペンのような存在になる」エヴァ制作のカラーがBlenderへの移行を進める理由とは?(西田宗千佳)
https://japanese.engadget.com/jp-2019-08-14-blender-khara.html

3ds MAXはAutodeskからサブスクリプション形式で提供されているソフトウェアである。
だが、業務用ツールだけあって利用料金が高い。Autodesk社のサイトによれば、1人分の場合で年間25万4880円。複数年や複数人数による多少のディスカウントはあるが、高価であることに変わりはない。

「Mayaを使う人のために、3ds MAX用とMaya用、両方のアセットを用意して作業したこともある」
だが、いうまでもなく、両方のアセットデータを用意する手間の問題がある。

当たり前の事ですが、同等のクオリティと期間で制作できるのであれば、ツールのコストは安いほうが良いです。

発注先がBlenderを使えるのか、という課題は残るのですが、他のツールと違い、少なくとも導入コストの面での敷居ははるかに低い。
ですので、「弊社でも積極的に利用しますので、ぜひみなさんも導入しませんか?」
とご提案することで、裾野を広げることができるのではないか、と思っています。

もちろん、作品制作に足る能力がなければ、ツールを切り換えることはできない。
Blenderは無料ということもあって、長く「入門向け」「学生向け」と言われてきた。
だが、現在のバージョンでは機能が充実し、他のツールとの差は小さくなっている。

カラーでは3年前にMayaの併用を検討したが、そのあとすぐにBlenderの検討も始めたそうだ。


最新バージョンの「2.8」からは、3ds MAXを使っていた人が困らないよう、意識的に作りを「寄せて」来ています。
ですから、習熟の点でも問題ないと考えています。


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――え? Mayaは? Mayaに慣れすぎた人はBlenderへの習熟の点ではどうなの??