>>95
>  研究者の方ですか?
研究者ではないです。昔とあるDBMSの営業とかユーザサポートなどをしていたことがあります。製品比較したり
導入支援する必要上「そもそもなにか」を調べたりしたので、開発者よりは研究者に半歩近いところで書き込ん
でいるかもしれません。

OODB出始めは本当にアカデミック方面しか資料が無かったし。

でも書き込み内容から方式屋とか(2ch風なら)呆れたSEみたいに思われるかもしれないと思ったけど、研究者と
くるとは、、、

>  えーっと、無理です。きっぱり無理です。遅くとも10年前ほどから現実的にも論理的にも不可能です。
> 人間は既に文明のない世界では生きる能力を失っているのと同じ理屈です。

もちろん今なくしたら目茶苦茶になります。ですがシステムで扱っているデータは本来そうしたものだという話
です。

カード決済の集計をしているシステムを見ているとものすごい勢いで売上が上がっていますが、それはシステム
の中のプログラムの中で自然に発生しているものじゃないです。

企業間取引でも必要に応じてちゃんと判を押した請求書は作るし、入金は経理でチェックして消しこみ処理しま
す。

データはシステムの外で発生していて、最後はシステムの外に出て人間が判断するために使います。ものすごく
便利な手段があるからといって、目的と混同すべきではないです。

> お金は銀行ができる前から存在していていますが、いざとなれば銀行がこの世から無くなっても社会が成り立つでしょうか?

少なくとも銀行業界を維持するためにお金を流通させているわけではないと思います。

> 経済はお金ができる前から(物々交換など)存在していますが、いざとなればお金がこの世から無くなっても、、
> 水道は、電気は、車は、

水道管の耐久度を上げるために水の中に大量の防錆剤を入れるようなことはしないでしょう。
#極少量だったら入ってるんだったかな?ここまでくるとたとえが適切かどうか自信が持てませんが。

> ちなみに、現在の金融市場ではコンピュータにより決済が行われており、実際に紙幣や硬貨のやりとりなんてありません。
> もしコンピュータが無くなれば、世界中の経済がたちどころに崩壊してしまいます。マネーサプライとGDPを比較するまでもありません。

実際の紙幣は使われず、数値だけになったとしても請求書・領収書はちゃんとあるし、伝票もちゃんとあります。
コンピュータの中だけが実体として残っていると思うのは、システムの外や人間を見てないからじゃないですか?

システム化によって伝票処理が数万倍便利になったとしてもGDPが数万倍になるわけじゃありません。IT化は人
間が行っている業務を支援するための手段で、目的じゃありません。
#制御系の話はよく分からないんでパス。

>  不勉強なのでObjectStoreは知らないのですが、ディスクに格納されたデータはどのように抽出とかするのでしょうか?
> ディスクと同じだけのメモリが必要なのでしょうか? だったらある意味すごいです。

パンフレットレベルの知識ですが、プログラム実行時の仮想メモリアクセスでPage faultが起こったのをキャッ
チして、サーバのディスクからページを転送してくるらしいです。私はOS内部の仮想メモリとスワップを管理す
るレイヤに近い機能だと思います。この方式を取っているのはObjectStoreだけで、それ以外のOODBではオブジェ
クト単位で管理していたと思います。

相変わらず疑問なのは、「Cの変数は保存しようと思わなかったけれどC++の変数は保存したいのは何故?」とか
「Cの中にSQLを埋め込んでいた人は、何のためにどう実行されると認識していたんだろう?」というあたりです。