>>313
デジタル画像は、本来なら段階的に色や明るさが変動している画面全体を、単色の正方形の区画、ピクセルに分割して記録している。
それをそのまま部分だけ見たら単色の四角い短冊が並んでいるだけになってしまうけど、全体を見渡したときにいかにも画像に見える。
区画分けが多くなればなるほどきめ細かく見える。

その関係で、「解像を良くする≒区画分けを多くする」方向性で進んできているけど、縦横が何百区画程度の粗い画像ならまだしも、
縦横各々何千区画となると、総計では何十メガ、何千万もの膨大なデータ量になってしまう。
カメラ内蔵の処理装置や記録装置の性能が全体にアップしてきているから、そういう大きなデータもあっさり処理して記録できてしまえるようになっているけど、
常に必ずそのまま記録していたらさすがに処理の時間や記録装置の無駄が多い。
だから、表示したときの見た目ではアラが分かりにくいような方式で間引いて「圧縮」記録するのが普通。
全く同一の元データでも、その「間引き(圧縮)の度合い」しだいで、保存ファイルサイズは大きく変わる。

> 画素数とファイルサイズっていうのは関係ないの?

直接的に関係するけど、上述の圧縮の度合いの影響のほうが大きいようにすることも可能で、実際に逆転したりしている例もある。
それがまさにそっちが遭遇した状況。

> この画素数はファイルサイズはこれくらいになるっていうのは関係ない?

ないではない。「無闇に間引いてしまったらさすがに画像として見るに耐えなくなる」から、限度はある。
だけどその具体的な数字は一律ではない。

スマホとかだと画面で見てそれだけで完結という使い方が普通だけど、「カメラ専用機」だと、いわゆるレタッチで調節したりする使い方が多くて、
その場合にアラが目立ってしまいにくい程度に圧縮率を抑えて記録しておくとか、同じカメラといっても方針がけっこう違うという面もある。
実質的な意味で圧縮してない元データをそのまま記録しておく方式もあって、一眼レフとかだと、1コマだけで何メガバイトどころではない何十メガバイトとかの大きいサイズのままで保存することも珍しくない。
まあ、ごく簡単にいうならそんな感じね。