ニコンD850には、この深度合成の素材を簡単に撮影できる「フォーカスシフト撮影」という機能が新たに搭載されている。

カメラが自動的にピント位置を手前から無限遠にずらしながら連続撮影してくれる機能で、その素材をパソコンで深度合成すれば、小絞りボケを回避しつつ、ワンショットでは不可能なパンフォーカス表現が可能だ。

ちなみに、OLYMPUS OM-D E-M1 Mark IIやパナソニックLUMIX GX7 Mark IIやG8、GH5にも「フォーカスブラケット」機能が搭載されているが、画素数は1,600〜2,000万画素。
D850の4,575万画素の半分以下で、マイクロフォーサーズはもともと被写界深度が深いのが特徴なので、一般的な広角の風景撮影ではフォーカスブラケットを使わなくても、十分パンフォーカス的な撮影が可能だ。