【東京カメラ部10選2015黒田明臣〜前編〜「計算と挑戦のポートレート」】

──レンズに求めるものとは?

最近のレンズは解像感重視で、パキっと見えたらいいというレンズが多いという感覚を持っていますが、
自分の場合は現像時に、階調を大きく編集することが多いので、
色調が緩やかに変化する、いわゆる低周波成分が多い領域もなだらかな色調変化で表現できるレンズが欲しいです。
ですが、レンズに限らずさまざまな側面から見た画質の良さが必要だと思っています。

センサーで言えば一定以上の解像度やRAWで14bit以上の豊富なデータ量などですね。
その上で描写力の高い純正レンズがあるか否か。
解像感を保ちつつ、階調性に優れ、現像した時に自分がこれが正解と思えるかどうか、です。

──αシリーズをメイン機に変えたことに満足していますか?

プロとしてやっていく以上、どこまで機材に投資し、

数年先を見て自分の写真生活を任せられるかが重要じゃないですか。

レンズが充実したいま、これに関してはまったく心配していません。

プロサポートの担当の方ともお話しする機会が増えていますが、

商品の改善要望等のフィードバックを含めてとても信頼しています。

http://www.sony.jp/ichigan/a-universe/news/162/