>>451
一眼レフと同じ設計のレンズをアダプタで取り付ける分には問題ないよ。ギリギリかもしれんが、センサーサイズよりマウント径は大きいんだし。
問題は、ミラーレス専用に設計するときの話。ミラーボックスがなくなった分レンズ配置の自由度が高まって、一眼レフより高画質なレンズが作れるようになる。
このときにボトルネックになるのがセンサーの直前にあるレンズマウント。これが小さいと、センサーの直前に配置できるレンズのサイズが制限される。

一眼レフでも大口径のマウントが有利だというのは変わらないが、フランジバックが長いので、少しくらい大口径にしても大した効果はなかった。
一眼レフの方のフォーサーズは、センサーサイズに比べてアホみたいに大口径のマウントを採用していたが、確かに周辺まで均質な画質で、周辺減光も少なかった。
電子補正が使いにくい一眼レフで効果が顕著に現れる大口径マウントにしようと思ったら、あそこまでやる必要があるんだろうが、ミラーボックスも大きくする必要があるし、ボディも含めて全体にかなり大型化してしまう。
ミラーレスでのマウントの大口径化に比べると、デメリットが大きい。

大判のレンズマウントは小さいとか、マミヤの6x7のマウントは小さいとか、トンチンカンな話をしているのがいるが、それらはフランジバックが長いから問題にならないのであって、レンズ直前にマウントがあるミラーレスマウントとは全然違う話。
実際、ニコン、キヤノン、シグマ、ライカ、パナソニックは、大口径のマウント径は画質に有利、と説明していて、言葉通りにクラシックな一眼レフと比べても大きめなマウントを採用している。ソニーだけは、どういうわけか、マウント径は画質に関係ない、と言っている。
おそらく、ソニーは一眼レフと比べた話をしているんだろう。一眼レフとの比較なら、確かにEマウントでも特別不利にならないが、ミラーレス同士での比較では、どう考えても不利。ソニー以外の各社は、フルサイズミラーレスで一眼レフを超える高画質を目指しているのだから。